馬籠宿、妻籠宿、中山道のお熊ちゃん

熊って熊だけで呼ぶと怖そうなので
タイトルだけ「お熊ちゃん」にしました。

むかーしむかーしの去年からヤケに熊の目撃情報があったんじゃ。

ある昨年の秋、ウチのすぐ裏のクルミの木に登って

美味しそうにクルミを生で食べていたそうな。

山に食べ物が無く、腹ぺこで山里まで下りてきたんじゃと。

熊にとって人間は、たいそう恐ろしい生き物なのじゃそうな。

人間の音や、気配を感じると、すぐに逃げて
隠れてしまうそうなんじゃ。

でも、熊が何かに夢中になっていて、人間に気づかずに
バッタリとはち合わせたとき、
熊が驚いて人間に向かってくるんそうんじゃ。

山道を歩くときは、
「これから人間が通るでな」
熊に教えてやらんといかん。

ラジオを鳴らしたり、鈴を鳴らしたり
大きな音をたてて行けば
必ず熊の方から逃げていってくれるんじゃ。

熊がわざわざ山の奥の方から人間を探して食べにくることは
ないんじゃ。

山の奥から食べ物を探して出てくるだけなんじゃ。

だから、中山道を歩くもんは、
鈴を付けていくのが、山の掟なのじゃ。

町と違うでな。気を付けなされ。

お熊ちゃん物語でした。

ところで、

冬の間は、冬眠していると思われますので
お見かけすることは無いと思いますが

一昨日、泊まったオーストラリアのお客さんが
妻籠まで歩く途中の橋の上で
雪に熊の足跡がくっきりと残っていたそうなんです。

さすがは、オーストラリア人、ワイルドですね。

熊の足跡を見ても全然びびってないんです。

そのお客さんに言わせると、日本の熊は
小さいから、大丈夫なんだそうです。

熊のほうから逃げていってくれますから。

中山道の馬籠宿と妻籠宿の間は
鈴や大きな音の出る物を体に付けて歩いて下さいね。

そうすれば、熊を気にすることはありません。

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